広島弁講座スタート!(1)「いなげな」
私は広島出身で広島弁を話します。
広島人の私ですが、現在は関東で生活しています。
夫は東京生まれ東京育ちの生粋の江戸っ子。
夫も子供も標準語を話す中、我が家は私だけが訛っています(笑)
そんな私ですが広島を離れて数年が経ち…改めて広島弁に関心を持つようになりました。
広島弁って荒っぽく聞こえるかもしれないですが、本当はとても温かくて優しい言葉だと思うんですよね。
なんだかおじいちゃん、おばあちゃんが喋ってるみたいな雰囲気もありますし(笑)
ということで、ここでは私の愛する広島弁のフレーズについてご紹介していこうと思います!
広島弁「いなげ」ってどういう意味?
広島の方言で「いなげ」というものがあります。
標準語にすると「へんな、おかしな、普通ではない」のような意味合いになる言葉です。
私の世代は殆ど使わないのですが、私の父親(70代)なんかはよく使うフレーズだと思います。
例えば、奇抜な服装をしている人をみて
「あんなぁ、いなげな格好しとうのぉ!」(あの人、変わった服装してるねぇ!)
などと使いますね。
ここだけの話ですが「稲毛」という地名を見る度に複雑な気持ちになっています…
申し訳ありません…(笑)
いなげは年々使われなくなっている!?
広島弁と一言でいっても、実際には安芸(西側)と備後(東側)で方言は結構違います。
また山側の地域か海側の島出身かでも表現が異なるように感じています。
私は広島市出身なので、正確にいうと安芸弁ということになるのでしょうか?
広島出身者ですが、正直それぞれの地域の方言の具体的な違いを聞かれると困ってしまいます…
年配の方と若い世代が使う言葉も結構ちがいますしね。
私の体感ですが、この「いなげ」というフレーズも若い世代では殆ど使われていないように思います。
実際私と同世代(30代)で「いなげ」といっている人には今のところ出会ったことがありません。
それに対して年配の広島人の方は今でも頻繁に使用していますね。
まとめ
ここでは、広島弁の「いなげ」についてご紹介しました。
いなげの意味は「変な、おかしな、奇妙な」など。
ただ、この「いなげ」という表現も年々使用する人が減っていってるように感じます。
年配者の使う方言という印象ですね。
このまま廃れていってしまうのは、なんだか寂しいですね…。
このフレーズを知っている人が少しでも増えると嬉しいです!