「take」の意味・例文・ビジネスでの使い方・読み方(カタカナの発音も)・スラング・言い換えは?【take offやtake overやtake up等】
takeは「取る」という意味で知られる基本動詞ですが、実際には時間を要する、連れて行く、受け入れる、担当するなど、非常に幅広い働きをします。
さらに前置詞や副詞と組み合わさると、take off、take over、take upのような句動詞となり、日常会話からビジネスメールまで使える表現が大きく増えます。
この記事では、takeの核となる意味、発音、例文、ビジネス英語、スラング、自然な言い換えを、用法ごとに分かりやすく整理します。
takeの意味と基本イメージ

それではまずtakeの基本的な意味と、さまざまな訳につながる共通イメージについて解説していきます。
自分の側へ取り込む感覚
takeの中心には、何かを自分の側へ取り込む、受け取る、引き受けるというイメージがあります。
手で物を持つ場面だけでなく、時間、情報、責任、休暇、写真などにも使える点が特徴です。
たとえばTake this book.は「この本を取ってください」または「この本を受け取ってください」と訳せます。
一方でTake a seat.は「席に着いてください」となり、物を取る意味をそのまま訳すと不自然になります。
英語では「座る」という行動を、席を自分のものとして取る感覚で表しています。
| 英語表現 | 基本的な意味 | 自然な日本語訳 |
|---|---|---|
| take a book | 本を取る | 本を手に取る |
| take a seat | 席を取る | 座る |
| take a break | 休憩を取る | 休憩する |
| take responsibility | 責任を取る | 責任を負う |
| take a photo | 写真を取る | 写真を撮る |
| take time | 時間を取る | 時間がかかる |
takeの代表的な日本語訳
takeは一語で多くの意味を持つため、日本語を先に固定しすぎないことが重要です。
文脈を見ながら、何を取り込むのか、誰が何を引き受けるのかを考えると、訳が選びやすくなります。
代表的な意味には、取る、持って行く、連れて行く、受ける、かかる、飲む、選ぶ、理解するなどがあります。
It takes ten minutes.では、ten minutesという時間が必要になるため、「10分かかります」となります。
She took the train.は電車を利用することを表し、「彼女は電車に乗りました」という意味です。
It takes about an hour to finish the report.
その報告書を終えるには約1時間かかります。
このようにtakeは、日本語の一語に置き換えるよりも、目的語との組み合わせで覚えるほうが実践的でしょう。
発音とカタカナ表記
takeの発音記号は /teɪk/ です。
カタカナでは「テイク」と表記されますが、日本語のテイクよりも、最初のテを短く出してから「エイ」と口を横に広げる意識を持つと近づきます。
過去形はtookで、発音は /tʊk/、カタカナでは「トゥック」に近い音です。
過去分詞はtakenで、発音は /ˈteɪkən/、カタカナでは「テイケン」と読みます。
takeの活用はtake、took、takenです。
特にtookとtakenを混同しやすいため、I took a taxi.とI have taken a taxi.をセットで覚えると使い分けやすくなります。
takeを使った日常会話の例文
続いては、日常生活でよく使うtakeの例文と、目的語による意味の違いを確認していきます。
物を取る、持って行く表現
Take your umbrella with you.は「傘を持って行ってください」という表現です。
with youがあるため、単に傘を取るのではなく、目的地へ携帯するニュアンスが伝わります。
Can you take this box to the office?は「この箱をオフィスへ運んでもらえますか」と言いたいときに便利です。
bringも「持って来る」と訳されますが、話し手や基準となる場所に向かう場合はbring、そこから別の場所へ運ぶ場合はtakeが選ばれやすくなります。
方向を意識することが、takeとbringを使い分ける大切なポイントです。
Please take these documents to Mr. Sato.
これらの書類を佐藤さんのところへ持って行ってください。
食事、薬、休憩に関する表現
takeは日常の習慣にも数多く登場します。
Take medicineは薬を飲む、take a showerはシャワーを浴びる、take a breakは休憩するという意味になります。
日本語では別々の動詞を使う場面でも、英語ではtakeで幅広く表現できるのが面白いところです。
I need to take a break.は、疲れたときだけでなく、仕事を少し中断したいときにも使えます。
Could you take this medicine after dinner?は「この薬を夕食後に飲んでください」という案内です。
| 表現 | 意味 | 使用場面 |
|---|---|---|
| take a shower | シャワーを浴びる | 朝の準備や旅行先 |
| take medicine | 薬を飲む | 服薬の案内 |
| take a break | 休憩する | 仕事や勉強の途中 |
| take a nap | 昼寝をする | 短時間の休息 |
| take a walk | 散歩する | 気分転換 |
時間、選択、考え方に関する表現
takeを使うと、時間が必要なことや、何かを選択することも表せます。
Take your time.は「急がなくて大丈夫です」「ごゆっくりどうぞ」という、相手を気遣う定番表現です。
I will take the blue one.は「青いほうにします」と、買い物や選択の場面で使えます。
Take it easy.は「気楽にいこう」「無理しないで」という意味で、親しい相手への励ましとして自然でしょう。
ただし、深刻な相談に対して軽く言うと、相手が十分に理解されていないと感じる場合もあります。
Take your timeを「あなたの時間を取ってください」と直訳せず、状況に合う自然な日本語へ置き換えることが理解への近道です。
takeのビジネス英語での使い方
続いては、会議、メール、交渉などで役立つtakeのビジネス表現を確認していきます。
責任と対応を示す表現
ビジネスではtake responsibility、take action、take measuresといった組み合わせが頻繁に使われます。
take responsibilityは「責任を負う」、take actionは「行動を起こす」、take measuresは「対策を講じる」という意味です。
問題が発生した場合に、We will take immediate action.と伝えれば、「速やかに対応します」という前向きな姿勢を示せます。
We take this matter seriously.は「この件を重く受け止めています」と伝える表現で、謝罪や品質対応の文面にも適しています。
We will take responsibility for the delay and provide an updated schedule.
遅延について責任を持ち、更新後のスケジュールをご案内します。
take responsibilityは強い責任表明となるため、組織として確約できる内容かどうかを確認して使う必要があります。
会議で使えるtakeの定型表現
会議ではtake a look、take notes、take into accountなどが便利です。
Let’s take a look at the figures.は「数値を見てみましょう」と、話題を資料へ移すときに使えます。
Could someone take notes?は「どなたか議事録を取っていただけますか」という依頼です。
take into accountは「考慮に入れる」という意味で、複数の条件を踏まえて判断する場面に向いています。
We should take customer feedback into account.とすれば、顧客の意見を意思決定に反映させる意図が伝わります。
Let’s take the budget and delivery timeline into account before making a decision.
決定する前に、予算と納期を考慮に入れましょう。
メールで自然な依頼と返答
メールでは、take a moment、take care of、take part inなどの表現がよく見られます。
Could you take a moment to review the attached file?は「添付ファイルを確認するお時間を少しいただけますか」という丁寧な依頼です。
I will take care of it.は「私が対応します」と簡潔に返答できます。
take part inは会議、研修、イベントなどに参加する意味で、participate inの言い換えとして使えます。
ただし、公式文書ではparticipate inのほうが少し改まった印象を与えることもあります。
ビジネス英語では、takeを含む定型表現を覚えると、短い文でも具体的で信頼感のある表現になりやすいでしょう。
take offとtake overとtake upの句動詞
続いては、特に重要なtakeの句動詞について、意味の違いと使いどころを確認していきます。
take offの主な意味
take offには、飛行機が離陸する、服を脱ぐ、急に人気が出る、休暇を取るという複数の意味があります。
The plane took off on time.は「飛行機は定刻どおりに離陸しました」という意味です。
Please take off your shoes.なら「靴を脱いでください」となります。
Her online business really took off last year.では、事業が急成長したことを表します。
文脈によって意味が変わるため、後ろに来る名詞や主語をよく見る必要があります。
| 句動詞 | 主な意味 | 例文の内容 |
|---|---|---|
| take off | 離陸する、脱ぐ、急成長する | 飛行機、衣服、事業 |
| take over | 引き継ぐ、支配する | 業務、会社、担当 |
| take up | 始める、占める、取り上げる | 趣味、時間、話題 |
| take on | 引き受ける、雇う | 仕事、従業員 |
| take out | 取り出す、連れ出す | 現金、食事、保険 |
| take back | 返す、撤回する | 商品、発言 |
take overの引き継ぎと支配
take overは、誰かの仕事や役割を引き継ぐときに使われます。
I will take over the project from next month.は「来月からそのプロジェクトを引き継ぎます」という意味です。
会社を買収して経営権を得る場面では、「会社を買収する」「支配権を握る」という意味になることもあります。
ビジネスでは、担当変更の連絡としてtake overが使われる機会が多いでしょう。
後任を示す場合は、Ms. Tanaka will take over from me.のようにfromを加えると分かりやすくなります。
I will take over your account while you are on leave.
休暇中は、私がお客様の担当を引き継ぎます。
take overは責任の移管を示す表現でもあるため、引き継ぐ対象を明確に書くと誤解を防げます。
take upの開始と占有
take upには、新しい趣味や活動を始める、時間や場所を占める、話題を取り上げるという意味があります。
I took up yoga last spring.は「昨年の春にヨガを始めました」という自然な表現です。
This task takes up too much time.は「この作業は時間を取りすぎる」と、時間を占有することを表します。
Let’s take up this issue at the next meeting.では「次回の会議でこの問題を取り上げましょう」となります。
take upは、始める対象なのか、占める対象なのか、議題なのかを判断すると意味を取りやすくなります。
takeのスラングとカジュアル表現
続いては、会話や映画、SNSなどで目にするtakeのスラングとカジュアルな用法を確認していきます。
my takeとhot takeの意味
名詞のtakeは「見解」「受け止め方」「意見」という意味で使われます。
What’s your take on this?は「これについてどう思いますか」と、相手の考えを聞くカジュアルな表現です。
My take is that we should wait.なら「私としては待ったほうがよいと思います」という意味になります。
hot takeは、議論を呼びそうな率直な意見や、やや刺激的な見解を指します。
SNSでは軽い調子で使われますが、ビジネスの正式な場では避けたほうが無難でしょう。
名詞takeは、単なる意見よりも物事をどう捉えたかという視点を含む言葉です。
take itの受け止め方
take itは、文脈によって「受け止める」「我慢する」「理解する」などの意味になります。
I can’t take it anymore.は「もう耐えられない」という感情の強い表現です。
Don’t take it personally.は「個人的に受け取らないでください」と、批判や意見が相手自身を否定するものではないと伝える際に使えます。
Can you take a joke?は「冗談を受け流せますか」という意味ですが、相手を試すように響く可能性もあります。
相手との関係性を考えて選ぶことが大切です。
take a rain checkとtake care
take a rain checkは、誘いを今回は断るものの、別の機会にしたいという意味の慣用表現です。
Can I take a rain check?は「今回は見送って、また別の機会でもいいですか」と柔らかく伝えられます。
take careは「気を付けて」「お元気で」という定番のあいさつです。
メールの結びとしても使えますが、仕事相手にはBest regardsなどのほうが合う場面もあります。
カジュアル表現では、意味だけでなく、親しさや場面に合う距離感まで意識すると自然です。
takeの言い換えと使い分け
続いては、takeを別の英単語へ言い換える場合の選び方と、意味ごとの違いを確認していきます。
getとreceiveの使い分け
takeが「受け取る」という意味の場合、getやreceiveに言い換えられることがあります。
getは日常会話で最も広く使える口語的な表現です。
receiveは、書類、連絡、注文、賞などを正式に受領するニュアンスがあり、ビジネスメールにも向いています。
I received your email.は「メールを受け取りました」と、到着確認を丁寧に伝える言い方です。
一方、Take this gift.は相手に物を受け取ってもらうための表現であり、receiveへ置き換えることはできません。
| 伝えたい意味 | 使いやすい動詞 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 物を手に取る | pick up、grab | 物理的に持ち上げる |
| 受け取る | get、receive | 受領する |
| 連れて行く | bring、lead | 方向や案内を重視 |
| 時間がかかる | require、need | 必要性を明確にする |
| 責任を負う | assume、accept | 改まった印象 |
| 選ぶ | choose、select | 選択行為を強調 |
bringとcarryとの違い
take、bring、carryはすべて「持つ」「運ぶ」と関係しますが、視点が異なります。
takeは話し手のいる場所から別の場所へ移す感覚、bringは話し手や聞き手がいる場所へ持って来る感覚です。
carryは持ち運ぶ動作そのものに焦点があります。
Can you bring your laptop to the meeting?は、会議の場所へノートパソコンを持参してほしいと頼む表現です。
Could you carry this bag for me?は、バッグを運ぶ動作を手伝ってほしいときに使えます。
Take these samples to the warehouse.
これらのサンプルを倉庫へ持って行ってください。
Bring these samples to my desk.
これらのサンプルを私の机まで持って来てください。
場所と視点を整理すれば、takeとbringの選択に迷う場面はかなり減るはずです。
フォーマルな言い換え表現
take actionをinitiate actionやrespondに、take responsibilityをaccept responsibilityに言い換えると、文章にやや改まった印象が生まれます。
ただし、無理に難しい語を使う必要はありません。
takeは短く明快であり、ビジネスでも十分に自然な基本動詞です。
We will take appropriate measures.は、顧客対応、品質管理、社内連絡など幅広い場面で使えます。
重要なのは、takeの後ろにどの名詞を置くかです。
よく使う組み合わせを覚えることで、英作文の正確さと表現の速さを同時に高められます。
takeの意味と使い方のまとめ
takeは「取る」だけでは捉えきれない、多機能な基本動詞です。
物を取る、持って行く、時間がかかる、休憩を取る、責任を負うなど、目的語との組み合わせによって意味が決まります。
take offは離陸する、脱ぐ、急成長する、take overは引き継ぐ、take upは始める、占める、取り上げるという意味で特に重要です。
ビジネスではtake action、take responsibility、take into accountを押さえると、メールや会議で使える表現が増えるでしょう。
発音は「テイク」、活用はtake、took、takenです。
まずはtake a break、take your time、take care of、take part inのようなよく使うかたまりの表現から覚えると、会話でも文章でも自然に使いやすくなります。