今回は、ワードで余白をなくす・表示させる設定や印刷方法(完全になくす・ギリギリ・表示されない など)について解説していきます。
ポイントは
・余白を完全になくすには、タブの「レイアウト」→「ユーザー設定の余白」を選択
・余白を狭くするには、「レイアウト」→余白から「狭い」や「やや狭い」を選択
・余白を表示させるには、「レイアウト」→「余白」から、好みの余白を選択、または、「ユーザー設定の余白」を選択し、余白の上下左右の長さを変更
です。
それではさっそく見ていきましょう。
ワードで余白なし・完全になくす表示設定や印刷をする方法
まず、ワードで余白を完全になくす表示設定方法について、解説していきます。
やり方は、「レイアウトタブ」→「余白」→「ユーザー設定の余白」→余白の上下右左の値を0mmに変更です。

試しに、余白なしでワードを表示してみると、このようになります。
余白がなくなりましたね。
次に、余白なしで印刷(フチなし印刷)する方法について解説していきます。
*お使いのプリンターがフチなし印刷に対応している機器のみ、印刷可能です。
まず、先ほど余白を完全になくす表示方法で行ったように、「レイアウトタブ」→「余白」→「ユーザー設定の余白」→余白の上下右左の値を0mmに変更してください。(あらかじめこの設定で作業している場合は、再度行わなくても大丈夫です。)
(余白を設定中に、「余白が印刷できない領域に設定されています。」と警告が出た場合、一度「無視」を選択して、印刷してみてください。もし、印刷が見切れるようであれば、再度警告が出た際、「修正」を選択し、自動で設定された余白のまま印刷してください。)
その後、「ファイルタブ」→「印刷」→「プリンターのプロパティ」から、「フチなし」にチェックを入れる。(お使いの機器によっては、サイズの選択画面から「フチなし」を選ぶ場合もあります。)
ワードで余白を狭くする(完全には無くさないで)表示設定や印刷をする方法
つぎは、ワードで余白を狭くする表示設定について解説していきます。
やり方は非常に簡単で、「レイアウトタブ」→「余白」から「狭い」や「やや狭い」を選択すると、余白を完全には無くさず、狭くできます。
余白「標準」と「狭い」の差はこのようになっております。
「標準」
「狭い」
余白の長さにこだわりがある、あるいは、もっと余白を狭くしたい場合は、「レイアウトタブ」→「余白」の一番下にあるユーザー設定の余白を選択し、余白の上下右左の数値を、好みの余白の数値に変更してください。

次に、ワードで余白を狭くして印刷する方法について解説していきます。
(あらかじめ、レイアウトタブから印刷したい余白の大きさに変更して、文書を作成している場合は、そのままの状態で印刷すれば、好みの余白の大きさで印刷可能です。)
もし、文書作成時は余白を標準に設定しているが、印刷時に余白を狭くしたくなった場合は、「ファイルタブ」→「印刷」→「余白の設定」→「狭い」や「やや狭い」、あるいはユーザー設定の余白から、上下左右の数値を任意の長さに変更してから、印刷を開始することで、余白を狭くして印刷できます。

ワードで余白を表示させる設定や印刷方法(表示されないとき)
次は、ワードで余白を表示させる設定について、解説していきます。
やり方は、「レイアウトタブ」→「余白」から、好みの余白を選択、あるいわ、「ユーザー設定の余白」を選択し、余白の上下左右の長さを自分好みに変更することで、好みの長さで余白を表示できます。
また、余白を表示させて印刷する方法は、「ファイルタブ」→「印刷」→「余白」から、「標準」、「広い」、「狭い」、「やや狭い」から選択、あるいは、「ユーザー設定の余白」から、上下右左の余白の長さを好みの数値に変えてください。
(あらかじめ任意の余白に設定している場合は、この作業は不要です。)

(例外)
このように、ページの上部やページのつなぎ目の余白のみが表示されない場合は、次の2つのやり方のどちらかやりやすい方を試してみてください。
1つ目のやり方は、用紙の上部、あるいは、ページのつなぎ目にマウスポインターを持っていき、ダブルクリックです。

マウスポインターを画像の位置に持っていくと、「ダブルクリックすると、空白スペースが表示されます」と表示されます。
2つ目は、「ファイルタブ」→「その他」→「オプション」→「表示」→「印刷レイアウト表示でページ間の余白を表示する」にチェックをつける方法です。
まとめ ワードで表示設定や印刷時に余白をなくす・表示させる、長さを変える方法
ここでは、ワードで表示設定や印刷時に余白をなくす・表示させる、長さを変える方法について解説していきました。
今回解説した余白設定は、文書を見やすくしたり、印刷時に見る人への印象を強めたりするのに役立ちます。
ワードの便利な機能を使って、業務効率化を図るとともに、見やすく、印象的な文書の作成にもチャレンジしてみてくださいね。