「wrong」の意味・例文・ビジネスでの使い方・読み方(カタカナの発音も)・スラング・言い換えは?【go wrongやget wrongやwrong with等】
wrongは英会話からビジネスメール、映画や海外ドラマまで幅広く使われる基本単語です。
「間違っている」という意味だけで覚えると、go wrong、get wrong、wrong withなどの表現で戸惑うことがあるかもしれません。
品詞や前置詞との組み合わせによって意味が変わるため、例文とともに使い分けを理解することが大切です。
この記事ではwrongの基本的な意味、発音、ビジネスでの注意点、スラング的な表現、自然な言い換えまで詳しく紹介します。
wrongの意味と基本的な使い分け

それではまずwrongの意味と基本的な使い分けについて解説していきます。
wrongは「正しくない」「誤っている」「不適切な」などを表し、人の考えや行動、選択、機械の状態まで幅広く説明できる便利な語です。
正しくないことを示す形容詞
wrongの中心となる意味は、正解や事実、ルールから外れていることです。
日本語では「間違った」「誤った」「正しくない」と訳される場面が多いでしょう。
たとえば、答えが誤っている場合はYour answer is wrong.と言えます。
この文は「あなたの答えは間違っています」という意味になり、学校の問題から仕事上の確認まで使える基本表現です。
Your answer is wrong.
あなたの答えは間違っています。
The information in this document is wrong.
この書類にある情報は誤っています。
wrongは名詞の前に置いて、wrong answer、wrong number、wrong addressのようにも使えます。
wrong numberは「間違い電話の番号」、wrong addressは「誤った住所」という意味です。
ただし、人に対してYou are wrong.と直接言うと、内容によっては強く聞こえることがあります。
相手の意見を訂正する場面では、断定を少し和らげる表現を選ぶと、会話やビジネスの関係がスムーズになります。
I may be mistaken, but…やI think there may be an error.などを使うと、角を立てずに指摘しやすくなります。
不適切なことや望ましくないことを示す用法
wrongは、正誤だけではなく、道徳的に良くないことや状況に合わないことも表します。
It is wrong to lie.は「うそをつくのは良くないことです」という意味で、倫理的な判断を示す文です。
この場合のwrongは、計算問題の答えが不正解という意味よりも、「するべきではない」「不当である」というニュアンスを持ちます。
そのため、相手を非難するように響く場合もあります。
wrongは事実の誤りだけでなく、行動や判断への否定的な評価にも使われます。
人の行為を表す場合は、相手を責める印象にならないかを意識すると安心です。
It was wrong of me to speak that way.は「そのような言い方をしたのは私が悪かったです」という表現です。
自分の非を認めて謝る場面では、自然で誠実な言い回しになります。
一方でThat is wrong.だけでは、理由が伝わりにくいことがあります。
会議や提案の場では、The approach may not be appropriate for this project.のように、具体的な理由や代案を添えると建設的でしょう。
wrongの読み方とカタカナ発音
wrongの発音記号は、米語でrɔːŋ、英語でrɒŋに近い形です。
カタカナでは「ロング」または「ロォング」と表されることが多いものの、日本語の「ロング」と完全に同じ音ではありません。
最初のwは発音せず、rの音から始まる点が重要です。
「ウロング」と読まないように注意してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| スペル | wrong |
| カタカナの目安 | ロング |
| 発音の注意点 | wは発音せず、rから始める |
| 語尾の音 | ングをはっきり分けず、鼻に抜けるngの音を意識する |
| アクセント | 一語なので全体を自然に強く発音する |
wrongのwは黙字です。
write、wrist、wrapなどにも同じようにwを発音しない単語があり、あわせて覚えると英語のつづりと音の関係をつかみやすくなります。
wrongを使った代表的な熟語
続いてはwrongを使った代表的な熟語を確認していきます。
wrongは単独でも使えますが、go、get、withなどと組み合わせることで、トラブルや誤解を表す自然な英語になります。
go wrongの意味と使用場面
go wrongは「悪い方向に進む」「うまくいかなくなる」「故障する」という意味の表現です。
計画、機械、システム、人間関係など、問題が起きる可能性のある幅広い対象に使えます。
Something went wrong with the system.
システムに何らかの問題が起きました。
If anything goes wrong, please contact us immediately.
何か問題が起きた場合は、すぐにご連絡ください。
Something went wrong.は、エラーメッセージでもよく見かける定番表現です。
日本語では「問題が発生しました」「処理中にエラーが起きました」などと訳されます。
go wrongには「誰かが間違える」というより、物事の進行中に不具合や問題が生じるという感覚があります。
そのため、責任の所在を必要以上に強調せずにトラブルを伝えたい場面でも役立ちます。
The meeting went wrong after the schedule changed.は「予定が変わってから会議はうまく進まなくなった」という意味です。
仕事の経緯を説明するときにも応用できます。
get wrongの意味と注意点
get wrongは「誤解する」「間違って理解する」「聞き間違える」といった意味で使われます。
人や内容を目的語に置き、I got the date wrong.のような形にするのが一般的です。
I got the meeting time wrong.
私は会議の時間を間違えて理解していました。
Please do not get me wrong.
誤解しないでください。
I got it wrong.は「私はそれを間違えました」という意味です。
答えを誤った場合だけでなく、相手の意図や日付、場所、金額などを取り違えた場合にも使えます。
get wrongは、間違いが起きたことを比較的率直に伝える表現です。
ビジネスではI may have misunderstood the schedule.のようにすると、さらに丁寧で柔らかな印象になります。
Please do not get me wrong.は便利ですが、続く発言によっては「誤解しないでください」と身構えた印象を与えることもあります。
本当に誤解を避けたいときに使い、補足説明を続けると自然でしょう。
wrong withの意味と疑問文
wrong withは「何が問題なのか」「どこが悪いのか」をたずねたり説明したりする際に使います。
What is wrong with…?という形は、とても頻度の高い疑問文です。
What is wrong with your computer?は「あなたのパソコンはどうしたのですか」「パソコンのどこが悪いのですか」という意味になります。
機械の故障だけでなく、人の体調や感情についても使える表現です。
| 英語表現 | 主な意味 | 自然な日本語 |
|---|---|---|
| What is wrong with the printer? | プリンターの不具合を聞く | プリンターの調子はどうですか |
| Is there anything wrong with this file? | ファイルに問題があるか聞く | このファイルに何か問題はありますか |
| There is something wrong with the data. | データの異常を伝える | データに何かおかしい点があります |
| What is wrong with you? | 相手の様子を問う | どうしたのですか |
What is wrong with you?は、状況によって「どうかしたのですか」という心配の言葉にも、「一体どうしたのですか」という強い非難にもなります。
相手との距離や声の調子で印象が大きく変わる表現なので、ビジネスでは慎重に扱うほうがよいでしょう。
wrongの例文と文法上のポイント
続いてはwrongの例文と文法上のポイントを確認していきます。
よく使う語順や品詞を押さえることで、自分の文章でもwrongを無理なく使えるようになります。
be動詞の後に置く用法
wrongは形容詞として、be動詞の後に置かれることがよくあります。
This calculation is wrong.やThe date was wrong.のように、主語の状態や内容を説明します。
この形は短くて分かりやすい反面、相手の資料や発言を直接否定する場合には注意が必要です。
特に職場では、The figure appears to be incorrect.のようにappearsを加えると、断定をやわらげられます。
Your report is wrong.は、相手の仕事全体を否定するように受け取られる場合があります。
The reported figure may be incorrect.のように、対象を具体化して丁寧に伝えると安心です。
また、Nothing is wrong.は「何も問題ありません」という意味です。
Everything is wrong.は「すべてが間違っている」または「何もかもがうまくいっていない」という強い表現になるため、使う場面を選びます。
名詞の前に置く用法
wrongは名詞の前に置いて、どのような名詞なのかを説明できます。
wrong person、wrong file、wrong train、wrong choiceなどが代表例です。
I sent the email to the wrong person.は「私はメールを間違った相手に送ってしまいました」という意味です。
送信先の誤りを説明する際に使えるため、実務でも覚えておくと便利でしょう。
ただし、wrongとincorrectは完全に同じではありません。
wrongは選択や人物、方向などにも広く使えますが、incorrectは情報、数値、答えなどの正確さに焦点が当たりやすい語です。
| 表現 | 使いやすい対象 | 例 |
|---|---|---|
| wrong answer | 誤った答え | That is the wrong answer. |
| wrong person | 別の人物 | You have the wrong person. |
| wrong direction | 間違った方向 | We are going in the wrong direction. |
| incorrect information | 不正確な情報 | The website contains incorrect information. |
| incorrect figure | 誤った数値 | Please correct the incorrect figure. |
wrong personは「性格が悪い人」ではなく「相手を取り違えている」という意味です。
単語を一語ずつ日本語に置き換えるだけではなく、まとまりで理解することがポイントになります。
副詞としてのwrong
wrongは副詞として使われることもあります。
特にgo wrong、get it wrong、do something wrongのような表現では、動作がどのように行われたかを説明しています。
You dialed the number wrong.は「あなたは番号を間違って押しました」という意味です。
ただし日常会話ではYou dialed the wrong number.のほうが自然に聞こえる場面もあります。
do wrongは「悪いことをする」「不正を行う」という意味で使われます。
He did nothing wrong.は「彼は何も悪いことをしていません」という意味で、人物の潔白を主張するときに使われる表現です。
副詞のwrongは、rightの反対として位置や方法の誤りを表すこともあります。
The label is attached wrong.は「ラベルの付け方が間違っています」という意味で、作業上のミスを説明する際にも使えます。
ビジネスにおけるwrongの使い方
続いてはビジネスにおけるwrongの使い方を確認していきます。
wrongは実務でも使える単語ですが、相手のミスを指摘する文では、言葉の強さと責任の伝わり方に配慮する必要があります。
メールでの誤りの伝え方
メールで誤りを伝えるときは、The information is wrong.とだけ書くより、どの部分に相違があるのかを具体的に示すのが親切です。
さらに、may、seem、appearなどを使うと、確認の余地を残した丁寧な文章になります。
There may be an error in the attached file.
添付ファイルに誤りがある可能性があります。
It appears that the delivery date is incorrect.
納品日に誤りがあるようです。
Could you please review the highlighted section?
強調箇所をご確認いただけますでしょうか。
このような書き方なら、相手の落ち度を一方的に指摘する印象を抑えられます。
誤りを伝えるだけで終わらせず、確認してほしい箇所や次の行動を添えることが実務では重要です。
自分側の誤りを伝える場合は、We found an error in our previous message.のように主語をWeにすると、組織として責任を引き受ける印象になります。
I was wrong.は率直な謝罪として使えますが、取引先との文面ではより具体的に説明するほうがよいでしょう。
会議や提案での反対意見
会議中にThat is wrong.と発言すると、相手の意見を強く切り捨てたように聞こえる可能性があります。
内容が明確に誤っている場合でも、表現を調整すると議論が進めやすくなります。
たとえば、I see it differently.は「私は少し異なる見方をしています」という穏やかな反対表現です。
I am not sure that assumption is accurate.は「その前提が正確かどうかは確信が持てません」という意味で、データや根拠を再確認したいときに向いています。
ビジネスの対話では、wrongを使うかどうかよりも、何がどの根拠と一致しないのかを説明することが大切です。
事実、影響、代案の順に伝えると、相手も対応しやすくなります。
The numbers do not match our latest records.は「その数値は当社の最新記録と一致しません」という意味です。
wrongよりも客観性があり、相手を責めずに相違を示せます。
トラブル対応での定型表現
顧客対応や社内サポートでは、問題の原因が確定していない段階でwrongを使うことがあります。
Something seems to have gone wrong.は「何らかの不具合が発生したようです」という意味で、原因を断定せずに状況を伝えられます。
この表現は、システム障害、注文情報の不一致、決済エラーなどに対応するときに便利です。
ただし、顧客へ送る文章では、問題の説明だけでなく、対応予定も示す必要があります。
We are looking into what went wrong and will update you shortly.は「何が起きたのかを調査しており、まもなく状況をご案内します」という意味です。
謝罪、調査、次回連絡の予定を組み合わせると、信頼を損ねにくい案内になります。
go wrongは原因が確定していないトラブルの説明に適した表現です。
誰かの責任を断定する必要がある場合は、事実確認を終えてから具体的な言葉を選ぶとよいでしょう。
wrongのスラングと会話表現
続いてはwrongのスラングと会話表現を確認していきます。
wrongはくだけた会話では、単純な誤りとは異なる感情的なニュアンスで使われることがあります。
That is so wrongのニュアンス
That is so wrong.は、直訳すると「それはとても間違っている」です。
実際の会話では「それはひどい」「ありえない」「それはずるい」といった感情を表すことがあります。
たとえば、友人だけが旅行に招待されたと知った人がThat is so wrong.と言う場合、正誤を冷静に判断しているのではなく、不公平さへの不満を表していることが多いでしょう。
一方で、差別的な発言や明らかに不適切な行為に対して言えば、道徳的な非難として強い意味になります。
声の調子や前後の文脈によって、軽い冗談にも深刻な批判にもなります。
wrongの強調表現
totally wrong、completely wrong、absolutely wrongなどを付けると、誤りの程度を強調できます。
These figures are completely wrong.は「これらの数値は完全に誤っています」という強い指摘です。
親しい間柄ではYou got me all wrong.という言い方もあります。
これは「あなたは私のことをすっかり誤解しています」という意味で、誤解された気持ちを表す表現です。
all wrongは「全部間違い」という意味で使われます。
ただし、You are all wrong.は複数の人へ強く否定する響きがあるため、仕事の場では避けたほうが無難でしょう。
強調語を加えたwrongは感情の強さも増しやすいため、メールや公式文書では慎重な言い換えが求められます。
wrongの反対語と対比表現
wrongの代表的な反対語はrightです。
rightには「正しい」のほか、「右の」「権利」「ちょうどよい」など多くの意味があります。
You are right.は「あなたが正しいです」という意味で、I was wrong.と対になる表現です。
ただしright answerとcorrect answerは似ていても、場面によって自然さが少し変わります。
| 表現 | 意味 | 主な使用場面 |
|---|---|---|
| right | 正しい、適切な | 会話、判断、方向、選択 |
| correct | 正確な、正しい | 答え、事実、情報、文法 |
| incorrect | 不正確な、誤った | 数値、記録、記載内容 |
| mistaken | 勘違いしている、誤った | 認識、思い込み、判断 |
| inappropriate | 不適切な | 行動、表現、対応、服装 |
It is not right.は「それは正しくありません」で、wrongよりやや感情的に聞こえることもあります。
正確さを確認する場面ではcorrectやincorrect、対応の妥当性を話す場面ではappropriateやinappropriateも候補になります。
wrongの言い換えと使い分け
続いてはwrongの言い換えと使い分けを確認していきます。
wrongを繰り返さず、誤りの種類に応じて言葉を選ぶと、英語の文章はより正確で自然になります。
incorrectとmistakenの違い
incorrectは「事実や数値などが正確ではない」という意味です。
情報、回答、文法、計算結果などの客観的な正確さを話すときに向いています。
The total amount is incorrect.は「合計金額が正しくありません」という意味で、請求書や見積書の確認にも使えます。
wrongよりも事務的で、中立的な響きになりやすい表現です。
mistakenは「思い違いをしている」「勘違いによる誤りである」という意味を持ちます。
You are mistaken.は「あなたは勘違いしています」という意味ですが、直接的に言うと冷たく聞こえる場合があります。
I may be mistaken.は「私の勘違いかもしれません」という控えめな表現です。
自分の認識に確信がないときはI may be mistakenが自然で、会議やメールでも使いやすいでしょう。
inaccurateとfalseの違い
inaccurateは「正確でない」という意味で、数値、測定、報道、説明などに使われます。
incorrectと近い語ですが、inaccurateは細かな誤差や精度不足にも使われやすい点が特徴です。
The measurement is inaccurate.は「測定値が正確ではありません」という意味です。
完全な誤りというより、精度が十分ではないことを示せます。
falseは「偽の」「事実ではない」という意味で、情報が真実ではないことを強く表します。
false informationは「虚偽情報」、false statementは「虚偽の供述」という意味です。
incorrectは正確さの不足、inaccurateは精度の不足、falseは真実ではないことに焦点があります。
相手が意図的に誤った情報を出したと断定したくない場合、falseの使用には特に注意が必要です。
ビジネスで事実関係が未確認の場合は、The information may be inaccurate.のように表現すると、慎重な姿勢を示せます。
意図的な虚偽かどうかが分からない段階では、falseよりもinaccurateやincorrectが適切でしょう。
不適切さを表す言い換え
行動、態度、発言について「間違っている」と言いたい場合、wrong以外の語を選ぶと意図が明確になります。
inappropriateは「場にふさわしくない」、unfairは「不公平な」、unacceptableは「受け入れられない」という意味です。
| 言い換え | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| inappropriate | 不適切な | The comment was inappropriate. |
| unfair | 不公平な | The decision seems unfair. |
| unacceptable | 容認できない | This delay is unacceptable. |
| misleading | 誤解を招く | The advertisement is misleading. |
| problematic | 問題がある | There is a problematic point in the plan. |
misleadingは、完全なうそとは限らないものの、受け手を誤った理解へ導く可能性があるときに使います。
広告、説明資料、グラフなどについて指摘する際に役立つ言葉です。
wrongを使う前に、何が問題なのかを考えると、appropriateな英語表現を選びやすくなります。
正確性の問題なのか、認識違いなのか、不公平さなのかによって、最適な単語は変わります。
wrongの意味と使い方のまとめ
最後にwrongの意味と使い方をまとめます。
wrongは「間違った」「正しくない」「不適切な」を意味する基本英単語であり、形容詞や副詞として使われます。
wは発音せず、カタカナでは「ロング」を目安にするとよいでしょう。
go wrongは「問題が起きる」「うまくいかなくなる」、get wrongは「誤解する」「間違える」、wrong withは「何か問題がある」という意味で頻繁に使われます。
特にWhat is wrong with…?は、機械の故障、体調、状況の異常をたずねる際に役立つ表現です。
ビジネスで相手の誤りを伝えるときは、wrongを直接使うより、incorrect、inaccurate、may be an errorなどを使うと丁寧な印象になります。
問題点、根拠、対応案をあわせて示せば、より円滑なコミュニケーションにつながるでしょう。
wrongは短い単語ですが、組み合わせと文脈によって表現の幅が大きく広がります。
例文を声に出して練習し、自分の仕事や日常会話で使う場面を思い浮かべながら身につけてみてください。