certainlyは、会話でもメールでも使われる基本的な英単語です。
ただし、日本語の「確かに」に近い場面だけで使うと、不自然に聞こえることがあります。
肯定の返答、確信の表現、丁寧な依頼への応答など、場面ごとの役割を理解することが大切です。
この記事では、certainlyの意味、発音、例文、ビジネス英語での使い方を、certainとの違いや似た表現も含めて詳しく解説します。
certainlyの基本的な意味と結論

それではまず、certainlyの基本的な意味と使う際の結論について解説していきます。
肯定の返答として使うcertainly
certainlyには「もちろんです」「承知しました」「確かに」という意味があります。
相手の依頼や質問に対して、前向きに肯定する副詞として使われることが多い表現です。
たとえば、Could you send me the file? と聞かれたときに Certainly. と答えると、「もちろん、お送りします」という自然で丁寧な返答になります。
Yesだけでも意思は伝わりますが、certainlyには快く引き受ける気持ちが含まれやすい特徴があります。
そのため、接客、電話対応、社内外のメールなど、丁寧さを示したい場面と相性がよいでしょう。
Could you help me with this report?
Certainly. I will take a look at it now.
この返答は「もちろんです。今すぐ確認します」という意味です。
単独でCertainly.と言う場合、文頭は大文字にします。
文章の中では、Certainly, I understand your concern. のように、文全体を補う副詞として置かれます。
依頼に対するCertainly.は、前向きで礼儀正しい肯定と覚えておくと使いやすくなります。
確信を強めるcertainly
certainlyは、話し手の確信を添える働きも持ちます。
日本語では「確かに」「間違いなく」「間違いなくそうです」に近いニュアンスです。
It is certainly possible. は「それは確かに可能です」という意味になります。
この用法では、単に事実を伝えるよりも、話し手が内容に一定の確信を持っている印象を与えます。
ただし、断定が強すぎる状況では、相手が慎重な回答を期待している場合もあります。
根拠が十分でない段階でcertainlyを多用すると、過剰に自信があるように受け取られる可能性もあるため注意が必要です。
たとえば、The new system will certainly improve efficiency. は「新しいシステムは確実に効率を改善するでしょう」という強い見通しです。
予測の精度に幅があるなら、will probably improve efficiency. のほうが穏やかな表現になります。
certainlyは可能性ではなく、確信の度合いを上げる語として理解すると、文脈を読み取りやすくなります。
読み方とカタカナ発音
certainlyの発音記号は、一般的にサータンリーに近い音で表されます。
カタカナでは「サートゥンリー」や「サータンリー」と書かれることが多いものの、日本語の音だけで完全に再現することは難しいでしょう。
最初のcertainの部分は、強く「サー」と伸ばしすぎず、舌を軽く丸めるような音を意識すると自然に近づきます。
語尾のlyは「リー」とはっきり長く発音するより、「リ」に近い軽い音でつなげる感覚が役立ちます。
certainlyのカタカナ発音は「サータンリー」が目安です。
実際の会話では、全ての音を均等に発音するより、最初の部分にアクセントを置いて滑らかにつなげると聞き取りやすくなります。
発音を確認するときは、単語だけを繰り返すより、Certainly, I can help. のような短い文で練習すると実用的です。
英語のリズムに乗せることで、返答としても自然になっていきます。
certainとcertainlyの品詞とニュアンス
続いては、certainとcertainlyの違いを確認していきます。
形容詞certainの意味
certainは形容詞で、「確かな」「ある特定の」「間違いない」といった意味を持ちます。
certainlyが副詞である点と比べると、文の中での役割が明確に異なります。
It is certain that he will come. は「彼が来ることは確実です」という意味です。
一方で、He will certainly come. は「彼は確実に来るでしょう」となります。
両方とも確信を表しますが、certainは名詞や補語を説明し、certainlyは動詞や文全体を修飾する違いがあります。
| 表現 | 品詞 | 主な意味 | 例文の役割 |
|---|---|---|---|
| certain | 形容詞 | 確かな、特定の | 事実や名詞を説明する |
| certainly | 副詞 | 確かに、もちろん | 動作や文全体を強調する |
| certainty | 名詞 | 確実性、確信 | 確信という概念を表す |
| uncertain | 形容詞 | 不確かな | 確信できない状態を表す |
certainは状態や性質、certainlyは話し手の態度を表しやすい語です。
この区別を押さえると、英文を作る際の迷いが減ります。
a certainの特定のという用法
certainは、a certain personやa certain timeのように使われることがあります。
この場合は「ある人物」「ある時期」のように、話し手が対象を限定しているものの、具体名を明かさないニュアンスです。
I met a certain client yesterday. は「昨日、ある顧客に会いました」と訳せます。
単なるsomeよりも、話し手にとって対象が特定されている感じが出る表現です。
ただし、ビジネスメールで相手に分かりやすく伝える必要がある場面では、曖昧なa certainを多用しないほうがよいでしょう。
必要に応じて、the client from Osakaやour distributorなど、関係が分かる語に置き換えることが大切です。
be certainとbe sureの違い
be certainとbe sureは、どちらも「確信している」と表す際に使えます。
日常会話ではbe sureのほうがよく使われ、be certainはやや改まった響きを持つことがあります。
Are you sure? は自然な会話表現ですが、Are you certain? は確認の強さが少し増す印象です。
ビジネスの場では、Please make sure that the document is complete. のようにmake sureが頻繁に使われます。
それに対し、We are certain that this plan will work. は、組織として強い確信を示す文章に向いています。
Are you sure about the schedule?
スケジュールについて確かですか。
We are certain that the schedule is appropriate.
私たちは、そのスケジュールが適切だと確信しています。
相手に柔らかく確認したいならsure、正式な確信を表すならcertainを検討するとよいでしょう。
ビジネスでのcertainlyの使い方
続いては、ビジネスにおけるcertainlyの使い方を確認していきます。
メールでの丁寧な承諾
ビジネスメールでは、certainlyを使うことで、依頼への承諾を礼儀正しく伝えられます。
たとえば、Certainly, I will send the revised quotation by Friday. は「承知しました。金曜日までに修正版の見積書をお送りします」という意味です。
文頭に置くと、相手の依頼を受け止めたことが伝わりやすくなります。
ただし、短いメールで毎回Certainlyを使うと、少し定型的に見える場合もあります。
I would be happy toやOf courseも交えながら、相手との距離感に合わせると自然です。
| 場面 | 英語表現 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 資料送付の承諾 | Certainly, I will send it today. | 承知しました。本日お送りします。 |
| 会議日程の確認 | Certainly, Tuesday works for us. | もちろんです。火曜日で問題ありません。 |
| 質問への対応 | I can certainly clarify that point. | その点は確実にご説明できます。 |
| 相手への配慮 | Please certainly let us know. | ぜひお知らせください。 |
最後の例のように、certainlyの位置によっては不自然になることがあります。
Please let us know. やPlease do let us know. のほうが一般的で、自然な依頼文になるでしょう。
certainlyは丁寧語そのものではなく、肯定や確信を補う副詞です。
会話と電話での応答
電話やオンライン会議では、Certainly. は簡潔で聞き取りやすい返答です。
Could you repeat that? に対して Certainly. と言えば、「もちろんです」と自然に応じられます。
また、Certainly not. と言えば、「決してそうではありません」「いいえ、全く違います」という強い否定になります。
ただし、Certainly not. は語調によって冷たく響くことがあります。
相手の提案を穏やかに断る場合は、I am afraid that may be difficult. やI do not think that would work for us. のほうが適切なこともあります。
会話でCertainly.を使うと、Yes.より丁寧で前向きな印象を出しやすくなります。
一方、Certainly not.は否定が強いため、顧客対応や交渉ではクッション表現を添える配慮が必要です。
英語では短い返答にも態度が表れます。
声の高さや話す速さにも注意すると、より円滑なコミュニケーションにつながります。
断定を避けたい場面
ビジネスでは、情報が確定していない状態でcertainlyを使わない判断も重要です。
たとえば、納期が未確認なのにWe can certainly deliver by Monday. と書くと、正式な約束として受け取られる可能性があります。
確認中であれば、We expect to deliver by Monday. やWe will confirm the delivery date shortly. とするほうが安全です。
certainlyは便利な言葉ですが、責任範囲や事実関係が伴う場面では、確実性を十分に確認してから用いましょう。
強い確信を示す表現ほど、根拠と社内確認が必要です。
certainlyを使った例文と語順
続いては、certainlyを使った例文と語順を確認していきます。
文頭に置く例文
文頭のcertainlyは、話し手の返答や意見を明確に示したいときに便利です。
Certainly, we can discuss the proposal in our next meeting. は「もちろん、次回の会議でその提案について話し合えます」という意味になります。
カンマを置くことが多い一方で、短い文ではカンマが省かれる場合もあります。
文章としては、Certainly, I agree with your suggestion. のように、肯定したい内容の前に置く形が基本です。
メールの冒頭でCertainly.だけを独立させ、次の文に具体的な対応を書く方法も分かりやすいでしょう。
Certainly, I can arrange a meeting next week.
もちろん、来週の会議を設定できます。
Certainly, your feedback is valuable to our team.
確かに、あなたのご意見は私たちのチームにとって価値があります。
助動詞や一般動詞の前に置く例文
certainlyは、助動詞の後、一般動詞の前に置かれることがよくあります。
She will certainly join the meeting. は「彼女は間違いなく会議に参加するでしょう」です。
We certainly appreciate your continued support. は「私たちは継続的なご支援に心より感謝しております」と訳せます。
この位置に置くと、主語の行動や気持ちを強める働きが生まれます。
be動詞がある文では、be動詞の後に置く形が一般的です。
The result is certainly encouraging. は「その結果は確かに励みになるものです」という意味になります。
will certainly、certainly appreciate、is certainlyの語順をまとめて覚えると、英文作成で活用しやすくなります。
文末に置く例文
certainlyは文末に置くこともできます。
That is possible, certainly. のような形ですが、文頭や動詞の近くに置く場合より、会話的あるいは強調的に響くことがあります。
学習の初期段階では、文頭または一般動詞の前に置く語順から身につけると安定します。
また、Certainly it is. のような短い応答は、前の発言を強く肯定する表現です。
ただし、実際の会話ではOf course. やAbsolutely. のほうが自然な場面も少なくありません。
語順だけでなく、会話全体の温度感を意識することが大切です。
certainly speakingとnot certainlyの注意点
続いては、certainly speakingとnot certainlyに関する注意点を確認していきます。
certainly speakingの自然さ
certainly speakingという並びは、英語として完全に誤りというわけではありません。
しかし、日常会話や一般的なビジネス英語では、定型表現として頻繁に使われるわけではありません。
「正確に言えば」と伝えたい場合は、strictly speakingやtechnically speakingが自然です。
「確かに言えることは」と表現したい場合には、Certainly, we can say thatという文のほうが意味が明確になります。
日本語の語順をそのまま英語に置き換えてcertainly speakingとすると、意図が伝わりにくいことがあるでしょう。
| 伝えたい意味 | 自然な表現 | 使われ方 |
|---|---|---|
| 厳密に言えば | Strictly speaking | 定義や事実を正確に補足する |
| 技術的に言えば | Technically speaking | 専門的な説明を加える |
| もちろん言えます | Certainly, we can say that | 発言内容を肯定する |
| 率直に言えば | Frankly speaking | 率直な意見を伝える |
certainly speakingは熟語として丸暗記するより、文の中でcertainlyを使うほうが自然です。
not certainlyよりnot necessarily
not certainlyは文法的に成立する場合があるものの、一般的な会話では使う機会が多くありません。
「必ずしもそうではない」と言いたいなら、not necessarilyが定番です。
It is not necessarily true. は「それは必ずしも正しいとは限りません」という意味になります。
not certainlyを使うと、「確実ではない」という意味合いになり、何を否定しているのかが曖昧に感じられることがあります。
たとえば、It is not certainly a problem. よりも、It is not necessarily a problem. のほうが自然です。
「必ずしもそうとは限らない」はnot necessarilyが基本です。
not certainlyは英語学習で見かけても、実際の発話やメールでは慎重に扱うとよいでしょう。
certainly notの使い分け
not certainlyとは対照的に、certainly notは比較的よく使われます。
これは「絶対に違います」「もちろん違います」という、明確な否定です。
Is this your final decision? に対して Certainly not. と答えると、「もちろん違います」となります。
ただし、相手の誤解を正すときに強く聞こえる場合があります。
ビジネスでは、Certainly not. That is not our intention. のように、その後で補足説明を加えると誤解を和らげやすくなります。
certainly notは強い否定、not necessarilyは部分的な否定という違いを押さえましょう。
certainlyの言い換えとスラング表現
続いては、certainlyの言い換えとスラング表現を確認していきます。
丁寧な言い換え表現
certainlyの丁寧な言い換えには、of course、absolutely、definitely、indeedなどがあります。
Of courseは「もちろん」で、日常会話からビジネスまで幅広く使えます。
Absolutelyは強い賛成や確信を示すため、意欲的な返答に向いています。
Definitelyは「間違いなく」で、会話ではcertainlyよりカジュアルに聞こえることがあります。
Indeedは文章ややや改まった会話で「実に」「その通り」と述べる際に便利です。
| 表現 | ニュアンス | 適した場面 |
|---|---|---|
| Certainly | 丁寧な肯定、確信 | メール、接客、会議 |
| Of course | 自然な肯定 | 日常会話、軽い依頼 |
| Absolutely | 非常に強い賛成 | 賛同、意欲の表明 |
| Definitely | 確実に、間違いなく | 会話、カジュアルな業務連絡 |
| Indeed | 確かに、実に | 文章、改まった同意 |
表現を使い分けることで、同じ肯定でも単調な印象を避けられます。
相手への承諾にはCertainly、強い賛同にはAbsolutelyと考えると選びやすいでしょう。
カジュアルな会話での表現
スラングに近いカジュアルな肯定としては、sure、yeah、for sure、you betなどがあります。
Sure. は日常的な「いいですよ」「もちろん」にあたり、友人や親しい同僚との会話で便利です。
For sure. は「間違いない」「もちろん」という気軽な同意を示します。
You bet. は「もちろんだよ」という親しみのある言い方ですが、ビジネスメールには向きません。
また、totallyは「完全にそう」と賛同するカジュアルな表現です。
これらは厳密には全てスラングではないものの、certainlyよりくだけた会話表現として使われます。
Can you join us after work?
Sure. または For sure.
親しい関係なら自然ですが、取引先への正式な返答にはCertainly.やI would be happy to.が安心です。
避けたい過度なカジュアル表現
英語のチャットでは、yep、yup、yeahなどの短い肯定も使われます。
しかし、上司、顧客、初対面の相手に対して使うと、軽すぎる印象を与える可能性があります。
特に、日本語の「はい」に当たる言葉を選ぶときは、相手との関係性を考えることが重要です。
社外メールならCertainly.、Of course.、Yes, I can.などを選ぶと、意図が誤解されにくいでしょう。
カジュアル表現を知ることは聞き取りには役立ちますが、使う場面を分ける意識も必要です。
理解できる表現と、自分から使う表現は分けて考えると、英語コミュニケーションの失敗を減らせます。
certainlyの使い方のまとめ
certainlyは「もちろんです」「確かに」「間違いなく」といった意味を持ち、肯定、承諾、確信の表現に使える副詞です。
依頼への返答としてCertainly.を使うと、Yes.よりも丁寧で前向きな印象を伝えやすくなります。
certainは形容詞、certainlyは副詞という品詞の違いを理解すると、英文の語順も整理しやすくなるでしょう。
ビジネスでは、確定していない事実に対して強い断定をしないよう注意が必要です。
certainly speakingは定番表現ではなく、not certainlyよりnot necessarilyが自然な場合が多い点も覚えておきましょう。
of course、absolutely、definitelyなどの言い換えも使い分ければ、会話やメールの表現力が広がります。
certainlyは丁寧な肯定と確信を、場面に応じて伝えるための便利な英単語です。