「bite」の過去形・過去分詞・ing系はbit/bitten?読み方や例文・発音(カタカナも)は【現在完了の使い方等も】
英語の動詞biteは「かむ」という基本的な意味を持ちますが、過去形と過去分詞が同じ形ではないため、学習中に迷いやすい単語です。
とくにbitとbittenの使い分け、biteのing形、現在完了での用法、発音の違いまでまとめて理解すると、会話でも英作文でも自然に扱えるようになります。
この記事では、biteの活用、カタカナ発音、例文、似た不規則動詞との違いを順番に確認します。
biteの活用と基本ルール

それではまずbiteの活用と基本ルールについて解説していきます。
biteの現在形と過去形
biteの原形はbiteで、意味は「かむ」「刺す」「かみつく」などです。
三人称単数現在形はbites、現在分詞はbiting、過去形はbitになります。
過去に起きた「かんだ」という出来事を表すときは、bitを使う形です。
bite かむ
bites かむ 三人称単数現在形
biting かんでいる
bit かんだ
bitten かまれた、かんだことがある
たとえばThe dog bit me.は、その犬が私をかんだという意味になります。
この文では過去の出来事を述べているだけなので、過去形bitが適切です。
bitは短く発音され、カタカナでは「ビット」に近い音になります。
ただし、日本語の「ビット」よりも母音を短く切る意識を持つと、英語らしく聞こえやすいでしょう。
biteの過去分詞bitten
biteの過去分詞はbittenです。
読み方は「ビトゥン」または「ビッテン」に近く、実際の会話では弱くつながって聞こえることもあります。
bittenは現在完了、受動態、完了形の助動詞と組み合わせて使われます。
I have been bitten by a mosquito.なら、私は蚊に刺されたことがあります、または蚊に刺されたという意味です。
「刺す」という意味でbiteを使う場合、主語は蚊、犬、蛇、虫などになることが多い傾向です。
人が誰かをかんだ場合にも使えますが、日常会話では動物や虫の行為として目にする機会が多いでしょう。
過去形bitは過去の行為を述べる形です。
過去分詞bittenはhave、has、had、be動詞などと一緒に使う形です。
bittenを単独で過去形として使わない点が重要です。
bitとbittenの使い分け
bitとbittenの違いは、文の中で果たす役割にあります。
昨日、犬が靴をかんだというように、過去の動作を伝えるならbitを選びます。
犬に靴をかまれた、これまでにかまれた経験があるという意味ならbittenが必要です。
| 表したい内容 | 使う形 | 例文 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 過去の行為 | bit | The puppy bit my hand. | 子犬が私の手をかみました。 |
| 現在完了の経験 | bitten | I have been bitten by a dog. | 私は犬にかまれたことがあります。 |
| 受動態 | bitten | She was bitten by a snake. | 彼女は蛇にかまれました。 |
| 過去完了 | bitten | The insect had bitten him. | その虫は彼を刺していました。 |
過去形と過去分詞を混同したときは、直前にhave、has、had、was、were、beenなどがあるかを確認すると判断しやすくなります。
助動詞やbe動詞の後ろならbittenと覚えると、文法問題でも正答に近づけます。
biteの発音とカタカナ表記
続いてはbiteの発音とカタカナ表記を確認していきます。
原形biteの発音
biteの発音記号はbaɪtです。
カタカナでは「バイト」と書けますが、日本語のアルバイトの「バイト」とは少し音の出し方が異なります。
最初のbは唇を閉じてから軽く開き、aiの部分を「ア」と「イ」の間を滑らせるように発音します。
最後のtは強く母音を足さず、息を止めるように短く終えると自然です。
I do not bite.は、私はかみませんという意味になります。
冗談めかして「私は危なくありませんよ」と伝えるときにも使われる表現です。
過去形bitの発音
bitの発音記号はbɪtです。
カタカナでは「ビット」が近いものの、長く伸ばさない点が大切です。
biteの「バイト」とbitの「ビット」は、つづりだけでなく母音の音も異なります。
この区別が曖昧になると、現在形と過去形を聞き分けにくくなる場合があります。
bite バイトに近い発音
bit ビットに近い発音
bitten ビトゥンに近い発音
He bit into the apple.は、彼はリンゴにかぶりついたという意味です。
bit intoは、食べ物に歯を立てる場面でよく使われる組み合わせになります。
過去分詞bittenの発音
bittenの発音記号はbɪtnです。
tの後の母音は非常に弱く、ネイティブの発音では「ビトゥン」よりも「ビッン」に近く聞こえることがあります。
ただし、学習段階ではbittenを「ビトゥン」と意識して発音しても問題ありません。
正確さを求めすぎて止まるより、bitとbittenを意味に合わせて選べることを優先するとよいでしょう。
She has been bitten several times.は、彼女は何度か刺されたことがありますという意味です。
has been bittenまでを一まとまりで発音する練習をすると、現在完了の感覚もつかみやすくなります。
biteのing形とつづりの変化
続いてはbiteのing形とつづりの変化を確認していきます。
bitingの正しいつづり
biteのing形はbitingです。
語尾のeを取ってingを付けるため、biteingとは書きません。
makeがmakingになるのと同じように、語末のeを落とす基本ルールが当てはまります。
The dog is biting the toy.は、その犬がおもちゃをかんでいるという意味です。
be動詞とbitingを組み合わせることで、今まさに続いている動作を表せます。
biteのing形はbitingです。
bitingは現在進行形だけでなく、形容詞のように使われる場合もあります。
語尾のeを残したbiteingは誤りになります。
bitingが持つ比喩的な意味
bitingは「かんでいる」という物理的な意味だけではありません。
biting coldのように使うと、身を切るように厳しい寒さを表します。
biting criticismなら、手厳しい批判、痛烈な批判という意味になります。
英語では、歯でかまれたときの鋭い痛みから、寒さ、言葉、皮肉などの強い刺激へと意味が広がっています。
このような比喩表現を知っていると、英文を単語どおりに訳して不自然になることを防げるでしょう。
bitingを使う例文
The wind is biting today.は、今日は風が身を切るように冷たいという意味です。
Her biting remarks surprised everyone.は、彼女の辛辣な発言に皆が驚いたという内容になります。
bitingは名詞の前に置かれることも多く、biting wind、biting humor、biting commentなどが代表例です。
動詞としてのbitingと、形容詞的なbitingを区別するには、直後に目的語があるか、名詞を修飾しているかを見ると理解しやすくなります。
bitingは現在進行形だけの形ではないという点も押さえておきたいところです。
現在完了と受動態でのbitten
続いては現在完了と受動態でのbittenを確認していきます。
現在完了の経験用法
haveやhasとbittenを組み合わせると、現在完了の文を作れます。
ただし、人が自分で何かをかんだ経験を述べる場合はI have bitten my tongue.のような形になります。
虫や動物にかまれた経験を伝える場合は、受動態を含むI have been bitten by a mosquito.が自然です。
I have bitten my lip before.
私は以前、自分の唇をかんだことがあります。
I have been bitten by a mosquito.
私は蚊に刺されたことがあります。
現在完了の経験用法では、いつ起きたかを特定せず、過去から現在までの経験として述べます。
yesterdayやlast nightのように具体的な過去の時点を示す語とは、通常は一緒に使いません。
現在完了の継続と完了
biteは瞬間的な動作を表すことが多いため、継続を表す現在完了では使われる場面が限られます。
一方で、被害や状態の結果を現在に結び付ける文では自然に使えます。
My arm has been bitten badly.は、私の腕はひどくかまれてしまったという意味です。
現在完了では、過去の出来事そのものよりも、現在に残る影響へ意識が向きます。
傷が残っている、治療が必要である、今までに経験があるといった文脈があると、bittenの使い方が分かりやすくなるでしょう。
受動態の語順
受動態では、かまれた人や物を主語に置きます。
She was bitten by a dog.は、彼女は犬にかまれましたという意味です。
byの後ろには、行為をした犬、蚊、蛇などを置きます。
| 英文 | 文法の形 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| A dog bit her. | 能動態の過去形 | 犬が彼女をかみました。 |
| She was bitten by a dog. | 受動態の過去形 | 彼女は犬にかまれました。 |
| She has been bitten by a dog. | 現在完了の受動態 | 彼女は犬にかまれたことがあります。 |
| She had been bitten by a dog. | 過去完了の受動態 | 彼女はその時までに犬にかまれていました。 |
was bittenは過去の事実を伝え、has been bittenは現在につながる経験や結果を表します。
この違いを意識すると、英作文で時制を選ぶ力も高まります。
have been bittenは現在完了と受動態が重なった形です。
haveの後ろにはbeen、さらにその後ろには過去分詞bittenを置きます。
have been bitとしないように注意が必要です。
biteを使った例文と定番表現
続いてはbiteを使った例文と定番表現を確認していきます。
動物や虫にかまれる場面
犬や猫にかまれる場面ではbiteがよく使われます。
The cat bit my finger.は、その猫が私の指をかんだという意味です。
I was bitten by a dog while jogging.なら、ジョギング中に犬にかまれましたとなります。
蚊、ダニ、アリなどは日本語では「刺す」と表現することが多いですが、英語ではbiteで表せるケースがあります。
Mosquito bites are itchy.は、蚊に刺された跡はかゆいという意味です。
このbiteは動詞ではなく名詞で、虫刺されやかみ傷を指しています。
biteを含む会話表現
bite your tongueは、舌をかむという文字どおりの意味のほか、言いたいことを我慢するという意味でも使われます。
I had to bite my tongue.は、言いたいことをぐっとこらえなければならなかったというニュアンスです。
bite the bulletは、つらいことや避けられないことを覚悟して受け入れる表現になります。
また、take a biteは一口かじる、have a biteは軽く食べるという意味で使われます。
Would you like to have a bite to eat?は、何か軽く食べませんかという自然な誘い文句です。
この場合のbiteは名詞であり、過去形のbitとは役割が異なります。
biteの名詞用法
biteは名詞として、かみつき、かみ傷、一口、虫刺されなどを表します。
Take one bite and tell me what you think.は、一口食べて感想を聞かせてという意味です。
He has a bite on his arm.は、彼の腕にはかみ傷がありますという意味になります。
文の前後から、動作を表す動詞なのか、傷や一口を表す名詞なのかを判断しましょう。
a、the、myなどの冠詞や所有格の後ろにあるbiteは、名詞として使われている可能性が高いでしょう。
biteと似た不規則動詞の比較
続いてはbiteと似た不規則動詞の比較を確認していきます。
writeやdriveとの共通点
biteは原形の母音が変化する不規則動詞です。
write、drive、rideなども似た変化を見せます。
たとえばwriteの過去形はwrote、過去分詞はwrittenです。
biteとbittenの関係は、writeとwrittenの関係を思い出すと覚えやすくなります。
| 原形 | 過去形 | 過去分詞 | 意味 |
|---|---|---|---|
| bite | bit | bitten | かむ |
| write | wrote | written | 書く |
| drive | drove | driven | 運転する |
| ride | rode | ridden | 乗る |
| hide | hid | hidden | 隠す |
すべてを同じ規則で説明できるわけではありませんが、過去分詞にnやenが付く単語群としてまとめて覚える方法は有効です。
音だけで暗記せず、短い例文と一緒に覚えると定着しやすくなります。
bittenとbitの両方が見られる理由
標準的な英語学習では、biteの過去分詞はbittenとして覚えるのが基本です。
一部の地域や口語表現では過去分詞にbitが使われる例もありますが、学校英語、試験、正式な英文ではbittenを選ぶと安心でしょう。
迷った場合は、現在完了と受動態ではbittenを使うという原則を優先してください。
英語には地域差や口語的な揺れがあります。
しかし、基礎文法を身に付ける段階では、まず標準的な活用を安定して使えることが大切です。
活用を覚えるための練習法
bite、bit、bitten、bitingを声に出して並べる練習は効果的です。
さらに、それぞれを含む短文を作ると、形と意味が結び付きます。
Dogs sometimes bite.
The dog bit my shoe.
My shoe has been bitten by the dog.
The dog is biting my shoe.
同じ内容を現在形、過去形、現在完了、進行形に変えると、各活用の役割がはっきりします。
不規則動詞は一覧だけを眺めるより、自分の口で文として使う練習を重ねるほうが記憶に残りやすいでしょう。
biteの活用と使い分けのまとめ
biteの過去形はbit、過去分詞はbitten、ing形はbitingです。
過去に起きた出来事を述べるときはbitを使い、現在完了や受動態ではbittenを選びます。
biteは「かむ」だけでなく、虫が刺す、一口食べる、辛辣なという比喩的な意味も持つ便利な単語です。
発音はbiteが「バイト」、bitが「ビット」、bittenが「ビトゥン」に近い音になります。
ただし、カタカナだけに頼らず、短い音声や例文と組み合わせて確認すると、聞き取りと発音の両方に役立ちます。
bitは過去形、bittenは過去分詞という区別が最重要です。
I bit my tongue.は過去の出来事です。
I have bitten my tongue.は、今までに舌をかんだ経験があるという現在完了の文になります。
まずはThe dog bit me.とI was bitten by a dog.の違いを確実に理解しましょう。
この二つを使い分けられれば、biteの活用と現在完了、受動態の基礎を自然に身に付けられるはずです。