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【Excel】エクセルのパスワードを変更する(設定方法・変更できない場合・ファイル・シート)

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エクセルのファイルやシートにパスワードを設定していると、パスワードを変更したいときにどこから操作すればいいかわからないという方も多いでしょう。

パスワードにはファイルを開くためのものとシートの保護用のものがあり、それぞれ変更方法が異なります。

本記事では、エクセルのパスワードを変更する方法を、ファイルのパスワード・シートの保護パスワード・変更できない場合の対処まで幅広く解説していきます。

「パスワードを定期的に更新したい」「設定したパスワードを変更する方法がわからない」という方はぜひ参考にしてみてください。

エクセルのパスワードを変更する基本操作まとめ

それではまず、エクセルのパスワードを変更する基本的な方法について解説していきます。

結論として、ファイルを開くためのパスワードは「名前を付けて保存」の「全般オプション」から変更でき、シートの保護パスワードは「校閲」タブから変更できます

どちらも一度現在のパスワードで解除してから新しいパスワードを設定し直す手順が基本です。

パスワードの種類に応じた操作場所を覚えておくことが重要でしょう。

【パスワード変更の主な方法】

① ファイルを開くパスワード:「名前を付けて保存」→「全般オプション」で変更

② 書き込みパスワード:同じく「全般オプション」から変更

③ シートの保護パスワード:「校閲」タブ→「シートの保護の解除」→再度「シートの保護」で新パスワードを設定

④ ブック保護パスワード:「校閲」タブ→「ブック保護の解除」→再度「ブックの保護」で新パスワードを設定

ファイルを開くパスワードを変更する手順

ファイルを開くためのパスワードを変更するには、まず現在のパスワードでファイルを開きます。

「ファイル」タブ→「名前を付けて保存」を選択し、保存ダイアログの「ツール」ボタン→「全般オプション」をクリックします。

「読み取りパスワード」欄の内容を削除して新しいパスワードを入力し、OKをクリックして保存すると変更が完了します。

📗 名前を付けて保存 → ツール → 全般オプション
全般オプション
読み取りパスワード(ファイルを開くパスワード)

← 新しいパスワードを入力

書き込みパスワード(編集制限用パスワード)

(任意)


読み取り専用を推奨する

▲「読み取りパスワード」欄を新しいパスワードに書き換えてOK→上書き保存することでパスワードが変更されます

OKをクリックすると確認のためもう一度パスワードの入力を求められます。

同じパスワードを再入力してOKをクリックし、ファイルを上書き保存すると変更が完了です。

パスワードは大文字・小文字が区別されるため、設定時と同じ入力形式で確認入力する必要があります。

パスワードを削除して解除する方法

パスワードを完全に削除したい場合は、「全般オプション」の「読み取りパスワード」欄に入力されているアスタリスク(●●●)をすべて削除して空欄のままOKをクリックします。

その後ファイルを上書き保存すると、次回からパスワードなしで開けるようになります。

パスワードを削除する際も、現在のパスワードでファイルを開いた状態で操作する必要があるでしょう。

「情報」画面からパスワードを設定・変更する方法

「ファイル」タブ→「情報」→「ブックの保護」→「パスワードを使用して暗号化」からもパスワードの設定・変更が行えます。

こちらはファイルを開くパスワードのみの設定に特化したメニューで、現在設定されているパスワードを削除して新しいパスワードを入力するだけで変更できます。

全般オプションよりもアクセスが簡単なため、こちらの方法も覚えておくとよいでしょう。

エクセルのシートの保護パスワードを変更する方法

続いては、シートの保護に設定されているパスワードを変更する方法を確認していきます。

シートの保護パスワードはファイルのパスワードとは独立しており、「校閲」タブから操作します。

📗 「校閲」タブ — シートの保護パスワードを変更する流れ
1
「校閲」タブ→「シートの保護の解除」をクリック

2
現在のパスワードを入力してOK

3
「校閲」タブ→「シートの保護」をクリック

4
新しいパスワードを入力してOK → 変更完了!

▲ シートの保護パスワードは「解除→再設定」の手順で変更します。解除時に現在のパスワードが必要です

シートの保護パスワードを変更する手順

「校閲」タブの「シートの保護の解除」をクリックし、現在のパスワードを入力してシートの保護を解除します。

保護が解除されたら、再度「校閲」タブの「シートの保護」をクリックします。

「シートの保護」ダイアログで新しいパスワードを入力し、許可する操作を設定してOKをクリックすると新しいパスワードが設定されます。

ブックの保護パスワードを変更する方法

ブック全体の構造(シートの追加・削除・移動など)を保護するブックのパスワードも同様の手順で変更できます。

「校閲」タブ→「ブック保護の解除」で現在のパスワードを入力して解除し、再度「ブックの保護」から新しいパスワードを設定します。

シートの保護とブックの保護は別々のパスワードを設定できるため、用途に応じて使い分けるとセキュリティ管理がしやすくなります。

複数シートの保護パスワードをまとめて変更するVBA

シートが多い場合は、VBAで一括変更する方法が効率的です。

【全シートの保護パスワードを一括変更するVBAコード例】

Sub パスワード一括変更()

  Dim ws As Worksheet

  For Each ws In ThisWorkbook.Worksheets

    ws.Unprotect Password:=”旧パスワード”

    ws.Protect Password:=”新パスワード”

  Next ws

End Sub

「旧パスワード」と「新パスワード」を実際の値に書き換えてから実行してください。

このコードはブック内のすべてのシートに対して旧パスワードで保護を解除し、新パスワードで再保護します。

定期的なパスワード変更の運用がある場合に非常に便利でしょう。

エクセルのパスワードが変更できない場合の対処法

続いては、パスワードの変更がうまくいかない場合の原因と対処法を確認していきます。

症状 原因 対処法
パスワードを忘れて解除できない 現在のパスワードが不明 パスワード解除ツールの利用を検討(自己責任)
「全般オプション」が選べない ファイル形式がxlsx以外になっている xlsxまたはxlsm形式で保存し直してから操作する
読み取り専用でパスワードが変更できない 書き込みパスワードが設定されている 書き込みパスワードを入力して編集可能にしてから変更
OneDrive上のファイルでパスワード変更できない クラウド保存形式の制限 ローカルにダウンロードしてから変更し再アップロードする

パスワードを忘れた場合の注意点

エクセルのパスワードを忘れてしまった場合、Microsoftの公式サポートでもパスワードの回復はできません。

シートの保護パスワードについては、XMLファイルとして展開して保護設定を削除する方法が知られていますが、これは自己責任での対応となります。

ファイルを開くための暗号化パスワードを忘れた場合はファイルの内容にアクセスする方法がほぼないため、パスワードは必ず安全な場所に記録しておくことを強くおすすめします。

パスワード管理のベストプラクティス

エクセルファイルのパスワードを安全に管理するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

【パスワード管理のポイント】

・パスワードは8文字以上で英数字・記号を組み合わせると強度が上がります

・パスワードマネージャーアプリを使って安全に記録・管理しましょう

・定期的にパスワードを変更する運用ルールを設けるとセキュリティが向上します

・ファイルのバックアップはパスワードなしの別ファイルとして保管しておくと安心です

特に業務で複数人とファイルを共有する場合は、パスワードの管理体制を事前に決めておくことが大切でしょう。

📗 ファイル → 情報 → ブックの保護 → パスワードを使用して暗号化
ホーム
情報 ←
新規
開く
保存

ブックの保護
🔒 パスワードを使用して暗号化
このブックを開くにはパスワードが必要です

現在の状態
🔒 このブックはパスワードで保護されています

▲「ファイル」→「情報」→「ブックの保護」→「パスワードを使用して暗号化」からパスワードの変更・削除が行えます

エクセルのパスワードに関する応用知識

続いては、エクセルのパスワードに関する応用的な知識について確認していきます。

パスワードの仕組みを正しく理解しておくことで、より安全なファイル管理が実現できます。

読み取りパスワードと書き込みパスワードの違い

エクセルには「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」の2種類があります。

読み取りパスワードはファイルを開く際に必要なもので、正しいパスワードを入力しないとファイルの内容を見ることもできません。

書き込みパスワードはファイルを開くことはできるが編集を制限するもので、パスワードを知らないユーザーは読み取り専用で開くことになります。

シートの保護とファイルのパスワードを組み合わせる方法

ファイルを開くパスワードとシートの保護パスワードを組み合わせることで、二重のセキュリティをかけることができます。

ファイルのパスワードでアクセスを制限しつつ、シートの保護でデータの誤編集を防ぐ運用は業務用ファイルで広く使われています。

ただし管理するパスワードが増えるため、それぞれのパスワードを混同しないよう注意が必要でしょう。

パスワード付きファイルをVBAで自動処理する方法

パスワードが設定されたファイルをVBAで自動的に開いて処理したい場合は、Openメソッドにパスワードを引数として渡す方法が使えます。

【VBAでパスワード付きファイルを開くコード例】

Workbooks.Open Filename:=”C:\sample.xlsx”, Password:=”パスワード”

上記のコードでパスワード付きのファイルを自動で開くことができます。

ただしコード内にパスワードを直接記述することはセキュリティ上のリスクがあるため、運用には十分注意が必要です。

パスワードをコード内に直接書かずに、実行時にInputBoxでユーザーに入力させる方法を採用するとより安全な設計になります。

📗 シートの保護ダイアログ(新パスワードの設定)
シートの保護
シートの保護を解除するためのパスワード(省略可)

← 新しいパスワードを入力します(空欄にするとパスワードなしで保護)

このシートのすべてのユーザーに許可する操作




▲ シートの保護ダイアログで新しいパスワードを入力し、許可する操作を設定してOKをクリックすると変更完了です

まとめ

本記事では、エクセルのパスワードを変更する方法について、ファイルのパスワード・シートの保護パスワード・変更できない場合の対処まで幅広く解説しました。

ファイルを開くパスワードの変更は「名前を付けて保存」→「全般オプション」または「ファイル」→「情報」→「ブックの保護」から操作するのが基本です。

シートの保護パスワードは「校閲」タブから一度解除して新しいパスワードで再設定する手順で変更できます。

シートが多い場合はVBAを活用して一括変更すると効率的でしょう。

パスワードは必ず安全な場所に記録しておき、忘れることのないよう管理することが何より大切です。