「regard」の意味・例文・ビジネスでの使い方・読み方(カタカナの発音も)・スラング・言い換えは?【in regard toやwith regard toやregarding等】
英語のregardは、相手や物事への見方、注意、敬意を表す場面で幅広く使われる単語です。
前置詞と組み合わせたin regard to、with regard to、regardingはビジネスメールにも頻出するため、意味の違いまで押さえると英文の印象が整います。
名詞と動詞の両方で使える点、発音で迷いやすい点、よろしく伝えるという定型表現も含め、実用的に確認していきましょう。
regardの意味と基本用法

それではまずregardの意味と基本用法について解説していきます。
名詞としての見方と配慮
名詞のregardには、物事に対する見方、注意、配慮、敬意といった意味があります。
文脈によって日本語訳が変わるため、単語を一つの訳語だけで覚えないことが大切でしょう。
たとえばhave regard forは、相手や事情を考慮する、尊重するという意味で使われます。
この用法では、単なる関心ではなく、判断や行動に反映させる配慮が含まれる点が特徴です。
Safety should be given due regard in this project.は、このプロジェクトでは安全性を十分に考慮すべきです、という内容になります。
high regardは高い評価や尊敬を表し、hold someone in high regardで誰かを高く評価するという表現になります。
have regard for customer needs
顧客のニーズを考慮する
hold a colleague in high regard
同僚を高く評価する
動詞としての考えると見なす
動詞のregardは、考える、見なす、捉えるという意味で用いられます。
特にregard A as Bの形は重要で、AをBと見なすと訳します。
We regard quality as our highest priority.なら、私たちは品質を最優先事項と考えています、という自然な英文です。
このasは役割や評価を示しており、regard A as Bはビジネス方針や人物評価を表す際にも使いやすい構文です。
consider A to be Bと近い意味ですが、regardは意見や評価の結果としてBと捉える響きを持ちます。
受け身にしてbe regarded asとすると、一般にBと見なされているという説明にも使えます。
This product is regarded as reliable.
この製品は信頼できるものと見なされています。
The event is widely regarded as a success.
そのイベントは広く成功だったと評価されています。
結びのあいさつにある複数形
メール末尾のBest regardsやKind regardsで目にするregardsは、敬意やよろしくという気持ちを表す複数形です。
日本語のよろしくお願いいたしますと完全に一致するわけではありませんが、丁寧な締めくくりとして定着しています。
Regardsだけでも使えますが、少し簡潔で事務的に響くことがあります。
相手との関係性に応じてBest regards、Kind regards、Warm regardsなどを選ぶとよいでしょう。
メールのRegardsは内容についてのregardではなく、相手へ向ける敬意のあいさつとして理解すると混同しません。
regardは名詞なら配慮、敬意、見方を表します。
動詞ならregard A as Bで、AをBと見なすという意味になります。
メール末尾のregardsは、相手への敬意を込めた定型的な結びです。
regardの読み方と発音の注意点
続いてはregardの読み方と発音の注意点を確認していきます。
カタカナ表記とアクセント
regardの発音記号は、米語でrɪˈɡɑːrd、英語でrɪˈɡɑːdのように示されます。
カタカナではリガードと表記されることが多いものの、日本語のリを強く発音しすぎないよう注意が必要です。
アクセントは後半のgardに置かれます。
最初のreは軽くリ、後半をガードとやや強く伸ばすイメージを持つと、英語らしい抑揚に近づきます。
発音を確認する際は、単語だけでなくwith regard toのようなまとまりでも練習すると会話に生かしやすいでしょう。
rとgの音のつながり
語頭のrは、日本語のラ行をはじくように発音するより、舌を口の中のどこにも強く付けずに出す音です。
続くeは弱く短く発音されるため、レガードと明瞭に区切るよりも、リガードに近い流れになります。
最後のdは強く母音を足さず、音を軽く閉じる意識が役立ちます。
英語では語尾に余分なドを加えないため、regardの末尾をドゥと伸ばさないことがポイントです。
聞き取りでは後半のガードに聞こえる部分を手がかりにすると認識しやすいでしょう。
関連語との発音の区別
regardingはリガーディング、regardlessはリガードレスに近い発音です。
いずれもregardの後半にアクセントの核があり、語尾だけが変化します。
ただしregardlessは、関係なくという意味であり、regardingの〜に関してとは意味が大きく異なります。
音だけで判断せず、後ろに名詞が続くのか、ofが続くのかまで確認すると誤解を減らせます。
| 語句 | カタカナの目安 | 主な意味 |
|---|---|---|
| regard | リガード | 考慮、見なす、敬意 |
| regarding | リガーディング | 〜に関して |
| regardless | リガードレス | 〜にかかわらず |
| regards | リガーズ | 敬意、メールの結び |
in regard toとwith regard toの使い分け
続いてはin regard toとwith regard toの使い分けを確認していきます。
in regard toの意味と文例
in regard toは、〜に関して、〜についてという意味の前置詞句です。
話題を限定して説明したいときに使われ、aboutよりも改まった印象を与えます。
In regard to your inquiry, we have prepared the following information.は、お問い合わせに関して、次の情報をご用意しましたという意味です。
特に社外向けの文面では、案件、質問、方針などの対象を明確に示す表現として便利です。
ただし、短い連絡で毎回使うと硬く見える場合もあります。
with regard toの意味と丁寧さ
with regard toも、〜に関してという意味で、in regard toとほぼ同じように使えます。
ビジネスメール、報告書、契約関連の文章ではwith regard toがよく選ばれます。
With regard to the delivery schedule, we will contact you again tomorrow.なら、納品スケジュールに関しては、明日あらためてご連絡しますという内容です。
会話ではやや格式張った印象があるため、話し言葉ではaboutを使うほうが自然なこともあるでしょう。
どちらを選んでも意味の大きな差はありませんが、文書の調子をそろえる意識が重要です。
regardingとの違いと実務的な選択
regardingは、〜に関してという意味の前置詞として使われます。
in regard toやwith regard toより短く、メールの件名や本文でも扱いやすい表現です。
Regarding the attached file, please let us know if you have any questions.は、添付ファイルに関して、ご不明点があればお知らせくださいという意味になります。
簡潔さを重視するメールではregarding、やや改まった説明ではwith regard toという使い分けが目安です。
なお、regardingの後ろには名詞または名詞句を置き、動詞の原形をそのまま続けないようにしましょう。
| 表現 | 意味 | 印象 | 適した場面 |
|---|---|---|---|
| in regard to | 〜に関して | 丁寧で説明的 | 正式な案内、報告 |
| with regard to | 〜に関して | やや格式が高い | 取引先向けメール、文書 |
| regarding | 〜に関して | 簡潔で実用的 | メール本文、件名 |
| about | 〜について | 一般的で自然 | 会話、日常的な連絡 |
in regard toとwith regard toは、どちらも丁寧な〜に関してです。
短く分かりやすく書きたい場面ではregardingが便利でしょう。
会話や親しみのある連絡ではaboutも自然な選択肢です。
ビジネスメールにおけるregardの表現
続いてはビジネスメールにおけるregardの表現を確認していきます。
問い合わせへの返信に使う表現
顧客や取引先からの問い合わせに触れるとき、With regard to your inquiryは自然な書き出しです。
すぐに回答へ入る前に対象を示せるため、メールの要点が伝わりやすくなります。
With regard to your inquiry about pricing, please find our quotation attached.は、価格に関するお問い合わせについて、見積書を添付しますという意味です。
長いメールでは、何に対する返答なのかを冒頭で明示する役割も果たします。
ただし件名ですでに用件が明白なら、Thank you for your inquiry.から始めるほうが簡潔な場合もあります。
評価と方針を伝える表現
regard A as Bは、会社の姿勢や製品の位置付けを伝える文で活用できます。
We regard customer feedback as an essential resource.は、当社は顧客のフィードバックを不可欠な資源と考えていますという意味です。
Our team regards data security as a top priority.とすれば、情報セキュリティを最優先事項と位置付ける強い姿勢を表せます。
considerよりも少しフォーマルな響きがあるため、提案資料や方針説明にもなじむ表現です。
We regard this matter as urgent.
当社はこの件を緊急のものと考えています。
Please regard this email as confidential.
本メールは機密としてお取り扱いください。
メール末尾のregardsの選び方
Best regardsは、社外の相手にも社内の同僚にも使いやすい、標準的な結びです。
Kind regardsは少し温かみがあり、継続的にやり取りしている相手へも向いています。
Warm regardsはより親しみを込めた表現なので、初回の営業メールや厳格な契約文書には合わないことがあります。
Regards単独は簡潔ですが、状況によっては少し距離を感じさせる可能性もあります。
相手との関係性、会社の慣習、メール全体の丁寧さに合わせることが、結びの表現を選ぶ基準になります。
初めての取引先や迷う相手にはBest regardsが無難です。
親しさを示したい場合はKind regardsを検討できます。
本文が非常にフォーマルなら、結びも簡潔で整った表現にそろえるとよいでしょう。
regardのスラングと類似表現
続いてはregardのスラングと類似表現を確認していきます。
スラングとしての用法の少なさ
regard自体は、基本的にスラングではありません。
日常会話からビジネス文書まで使える標準的な英単語であり、くだけた俗語の意味を心配する必要は少ないでしょう。
ただし無関心や軽視を表すdisregard、関係なくという意味のregardlessなど、接頭辞や語尾が付く派生語は意味が変わります。
とくにdisregardは、注意を払わない、無視するという否定的な語感を持ちます。
regardとdisregardは見た目が近くても、相手への印象が正反対になり得るため注意が必要です。
respectとconsiderの違い
respectは、相手の能力、立場、価値観を尊敬するという意味が中心です。
regardにも敬意の意味がありますが、見なす、考慮するという意味まで含められる点が異なります。
considerは検討する、熟考するという意味でよく使われます。
We will consider your proposal.は提案を検討しますであり、We regard your proposal as valuable.は提案を価値あるものと見なしますになります。
前者は判断の途中、後者は評価を示す場面に向いています。
attentionとconcernとの使い分け
attentionは注意を向けること、concernは関心や懸念を表す単語です。
pay attention toは注意を払うという行為に焦点があり、have regard forは事情や相手を踏まえて扱う配慮に焦点があります。
concernは心配事という意味でも使われるため、ビジネスでは顧客の懸念を表現するときに役立ちます。
単語を選ぶ際は、評価を言いたいのか、注意を促したいのか、懸念を扱いたいのかを分けて考えると明確です。
| 単語 | 中心となる意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| regard | 見なす、考慮する、敬意 | 評価、正式な文書 |
| respect | 尊敬する | 人物、文化、権利 |
| consider | 検討する | 提案、選択肢、計画 |
| attention | 注意 | 指示、確認、集中 |
| concern | 関心、懸念 | 問題、顧客の不安 |
regardの言い換えとまとめ
最後にregardの言い換えと重要ポイントをまとめます。
regardは、動詞では見なす、名詞では配慮や敬意を表す、応用範囲の広い単語です。
regard A as Bの形を使えば、企業の価値観、製品の評価、案件の優先度を自然に説明できます。
〜に関してと言い換えたい場合は、文書の硬さや簡潔さに合わせてin regard to、with regard to、regarding、aboutを選びましょう。
フォーマルさを保ちつつ短く書くならregardingが有力で、丁寧な説明にはwith regard toがなじみます。
メールの結びではBest regardsを基本にし、相手との距離感に応じてKind regardsやWarm regardsを使い分けると安心です。
発音はリガードを目安に、後半へアクセントを置くことがポイントになります。
意味だけでなく、前置詞との組み合わせやメールでの定型表現まで覚えることで、regardを実務的な英語として使いこなせるでしょう。